始めてみてわかりましたが、こういうサイトというのはブログと違ってなかなか更新が大変なものですね。

洋書業界の情報や新刊の案内などは、店主のブログの方にちょこちょこ書いておりますので、よろしければこちらに遊びにきていただけませんでしょうか。

メールアドレスが変わりました!

開店以来念願だったプロバイダの変更がようやく完了し、ちゃんとしたメールアドレスがゲットできました。

新しいアドレスは
<randomwalkbooks@nifty.com>
です。

ご注文から本のお問い合わせまで、なんなりと御連絡くださいませ。

洋雑誌の入荷開始しました!(2009.03.02)

大変長らくお待たせいたしました。2月1日の開店以来、洋雑誌なしでの営業を続けて参りましたが、このたびようやく取次会社との契約がまとまり、洋雑誌の取り扱いができる運びとなりました。

まだタイトル数は限られていますが、おいおい種類も増えていきますので、楽しみにお待ちください。とにかく今日は、Lula、Archive、Wallpaper、Monocleといったタイトルが入荷しています。Lulaは出たばかりの#8ですが、一つ前の#7も近日中に入荷する予定です。(→入荷しました!)

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The Suspicions of Mr Whicher by Kate Summerscale (2009.03.26)

表紙の賛辞に、ジョン・ル・カレ、サラ・ウォーターズ、イアン・ランキンが顔を並べているところからみて、骨太のミステリか何かと誤解してしまいそうですが、19世紀に起こった殺人事件をめぐるノンフィクションです。園部啓というライターさんが素晴らしく面白そうな紹介を書いておられるので、ぜひ下記のリンク先に飛んでみてください。手抜きですけど。
Richard & Judy Book Clubに選ばれてベストセラーにランクインしたうえ、2008年サミュエル・ジョンソン賞を受賞したことで、さらに注目が集まっています。

http://globe.asahi.com/bestseller/090302/01_01.html

Eclipse Two: New Science Fiction and Fantasy
(2009.03.18)

このアンソロジーに収められているTed ChiangのExhalationという短編が、超傑作と話題になっているので、取り寄せて読んでみました。

ムムムム、確かにこれは凄い。

ある解剖学者の手記のように始まるのですが、まもなく彼らが人間ではなく、圧縮アルゴンを動力源としたロボットのような存在だとわかります。自らの脳を解剖する過程で語り手が発見した驚くべき事実は、宇宙の終焉を予言するものでもあり……

短 編なので、これ以上のネタバレは避けたいと思いますが、我々の宇宙とは違う原理で動いている世界を描いていながら、脳科学やコンピュータ科学、熱的死や温 室効果といった問題を、見事なまでの比喩でパラレルに描いていく手際には畏れいりました。

テッド・チャン以外にも、アラステア・レナルズ、マーゴ・ラナガン、スティーヴン・バクスター、ナンシー・クレス、ピーター・ S・ビーグル、ジェフリー・フォードなど有名どころが勢ぞろいのアンソロジーなので買って損はありませんよ。

Dangerous Laughter by Steven Millhauser (2009.03.18)

御存知ミルハウザーの最新短編集です。個人的に昨年ハードカバー版を購入してあるのですが、今年2月にペーパー版が出ましたので店用に取り寄せました。2003年の"King in the Tree"以降に発表された13の作品を、Vanishing Acts(消える出し物)、Impossible Architectures(不可能な建築)、Heretical Histories(異端の歴史)という三つのカテゴリーに分けて収録したものです。

The 19th Wife (2009.03.16)

1875年、モルモン教会の指導者ブリガム・ヤングの19番目の妻アン・エリザ・ヤングが、驚くべき物語を語りだす。一夫多妻制のなかで育った彼女が、強大な権力を持つ夫の支配から逃れ、同じ境遇にいた女性たちを率いて自由を求める戦いつづけた次第を。それはやがて、一夫多妻制廃止運動へとつながっていく。

それから百年あまりを経た現在、ジョーダン・スコットがつづるのは、またしても19番目の妻の物語だ。密かに一夫多妻セクトを作っていた父親が、19番目の妻であり、ジョーダンの母親であった女性に射殺される。幼い頃にセクトから追放されていたジョーダンは、母親の窮状を救うべく、6年ぶりにユタ州の故郷に向かう……。

ということで、19番目の妻という点で共通する二人の女性を重ね合わせながら、一夫多妻制の残酷さを浮き彫りにした意欲的な作品です。モルモン教会自体は19世紀末に一夫多妻制を廃止していますが、今でも一部の原理主義者(FLDS)が一夫多妻コミューンを作って暮らしており、2007年には教祖のウォレン・ジェフスが逮捕されています。

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Kockroach: A Novel by Tyler Knox (2009.03.02)

HarperPerennialという出版社は、文学だかファンタジーだか区別のつかない、人を食ったような変てこな小説を時々だすんですが、本書もそうした一冊。

主人公のコックローチは、タイムズ・スクエアの安ホテルで人生を満喫しているゴキブリ。ところが、ある朝目覚めてみると、なんと人間になっていた!!

ということで、カフカの『変身』をそのまま逆にした作品なわけですが、1950年代のニューヨーク舞台に、歩くこと話すことから学ばなければならなかった主人公(元ゴキブリ)が、けたはずれの生存本能と適応能力を武器に暗黒街でのしあがっていきます。ゴキブリの視点から人間を描いた風変わりなノワール小説になっているようです。デ・パルマ監督の『スカーフェイス』などの移民物語と重ねてみるのも面白いかもしれません。

結局、元ゴキブリの男が、ゴキブリみたいな奴になる話なんでしょうかね。

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くまのプーさんの続編が登場!

ここ数年『ピーターパン』の続編が出たり、『赤毛のアン』の前日譚が書かれたりと、古典的作品の続編流行りですが、今年10月5日には何と「くまのプーさん」の続編が発売されます。

プーさんと言えば、キャラクター使用権を買い取ったディズニーが様々な形で利用しているので、たくさんの作品に登場しているような気がしていますが、 
原作者ミルン(A.A.Milne)が書いたオリジナルの作品は、"Winnie-the Pooh"(1926)と"The House at the Pooh Corner"(1928)のわずか2冊だけ。このたびミルンの遺産管理人が公式に認める形でほぼ90年ぶりに、正式な「クマのプーさん」シリーズの続編が出版される運びになったわけです。

タイトルは"Returns to Hundred Acre Wood"。David Benedictusが文章を、Mark Burgessがイラストを担当。上にイラストは、新作のためにBurgessが描いたものの一部だそうです。

村上春樹氏がエルサレム賞を受賞 (2009.02.26)

2月15日から開催されたエルサレム国際ブックフェアのオープニングで、エルサレム賞が村上春樹氏に授与されました。

正式名称を「社会における個人の自由のためのエルサレム賞」と言うこの賞をめぐっては、パレスチナ支援を訴える団体から受賞を辞退するよう訴えがあり、村上氏の去就に注目が集まっていました。

「壁と卵」をめぐる比喩がわかりにくいといった批判もありましたが、後日イスラエルの新聞に発表されたスピーチ原稿を読む限りでは村上氏の主張は明確であり、小説家という立場から最大限有効な訴えをしたものと私は感じました。

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Amazon.comがKindle 2の発売を発表

gaimanjp

2007年にAmazon.comが発売した電子書籍リーダーKindleに、このたび新バージョンが登場しました。すでに数カ月前から旧型のKindleは品切状態が続いており、今回のAmazonの記者会見でKindleのニューバージョンが発表されるであろうと期待されていました。
容量が増えたり、操作性が向上したことに加えて、コンピュータによる自動読み上げ機能も備えた新Kindleの登場に全米の期待が集まっています。

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HaperCollinsがCollins部門を閉鎖

ショッキングなニュースです。

出版大手のHarperCollinsが、Collins部門を廃止するという発表をしました。

1814 年にスコットランドのグラスゴーで誕生した老舗出版社は、1989年にメディア王ルパート・マードック率いるNews Corporationに買収され、ニューヨークに拠点を置くHarper & Rowと合併。以後、HarperCollinsの看板を掲げてきました。合併以降も、Collinsというブランド(インプリント)は残して、実用書や 辞書の発売を続けてきたわけですが、今回の発表はCollins部門のすべてをHarperの方に集約するもののようです。大規模なリストラと共に、 195年続いてきたCollinsの名前が消えようとしています。

Publishers Weeklyから送られてきたAlertメールでは、再編の詳しい内容は分かりかねますが、日本でもお馴染みのCollinsの辞書などは、引き続きCollins Referenceの名前を残して出版を続けるようにも読み取れます。

社名がどうなるかなど、詳細が分かり次第またお伝えします。

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ランダムウォーク・ブックス
Random Walk Books

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ランダムウォーク・ブックスは、神戸に店舗を構える個人営業の洋書専門店です。

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